ネットワーク高速化対応の統合マルチコアソフトウェアソリューション
今日の通信事業者は、次の2つの重要なビジネス課題に直面しています。
- ブロードバンド接続の爆発的需要に応える
- ユーザあたりの平均収益(ARPU)を増加させる新しい道を見つける
通信事業者がこうした課題を克服できるよう、ネットワーク機器プロバイダは、洗練され、高度に最適化されたマルチコア対応ソフトウェアソリューション調整し、パフォーマンスを最大限に生かす製品作りと、より優れたパケット処理方式の提供に努めています。
Wind River Network Acceleration Platformは、以下を提供します。
- パケットの処理、転送、高速化を行うネットワーク要素に対応する、完全統合された包括的なランタイムソフトウェア環境
- データプレーン高速化のためのギガビットEthernetワイヤスピード性能
- 詳細なパケット精査など、多数のコアで複数のデータプレーン高速化機能を実行する際の、コア数に比例するパフォーマンスの最大化
Wind River Network Acceleration Platformは、マルチコアテクノロジを使用するネットワークインフラストラクチャ機器に対し、ギガビットEthernetワイヤスピード性能を提供します。プラットフォームは、コントロールプレーンOSサポートとデータプレーン高速化ソフトウェアを完備した包括的で完全に統合されたマルチコア対応のランタイム環境です。特に、マルチコアアーキテクチャを生かして、標準のLinuxネットワーキングスタックのパフォーマンスを高速化する手法を提供します。独自に統合されたAMP(asymmetric multiprocessing、非対称型マルチプロセシング)構成により、専用のコア上で実行される小さな実行ファイル形式を組み合わせて機能するLinux管理OSを提供し、プロトコルの高速化を実現します。この統合アプローチにより、システムは、LinuxのすべてのIPプロトコルに対する単一のネットワーキングスタックサポートとして機能しながら、主要なプロトコルや機能を加速化して、全体的なシステムパフォーマンスを向上させます。
プラットフォームには、高速リアルタイム処理を行う実際の実行形式ファイルであり、高性能ネットワーキングソフトウェアであるWind River Linuxが含まれます。また、軽量のスーパーバイザも含まれており、コアを個別にロード、構成し、メモリ保護することができます。ネットワーキング専用ソフトウェアスタックには、特定のマルチコアプロセッサ向けに最適化された、IPv4/IPv6、IPsec、UDP、TCP、STCPなどのパケット高速化プロトコルが含まれます。

Wind River Network Acceleration Platform
画期的パフォーマンスと競争力による差別化
高性能プラットフォームソフトウェアによるさらに強い競争力を持つ製品作り
- 11.5 Mpps/コアの転送性能
- 標準Linuxスタックの5〜10倍のパケット処理能力
市場投入までの時間における優位性
先進のマルチコアプロセッサの性能を最大限に引き出すよう最適化して1ベンダーから提供するという、包括的で統合されたソフトウェアプラットフォーム
- コントロールプレーン管理OSとコア間通信ソフトウェアによるデータプレーンとの調整
- データプレーンアクセラレーションエンジンおよびネットワーキングテクノロジ
- 軽量ハイパーバイザ
リスクの軽減
プロトタイピング、シミュレーション、デバッグ、システム解析、テスト機能などの各種機能を備えた、統合開発ツール環境
- 組込マルチコアソフトウェアの業界リーダーのサポート - 1ベンダーで窓口は1つ
- グローバルなカスタマーサポート
- 電話1本で移行および最適化設計サービスを提供
- GPL Linuxとカスタマイズの分離
コスト削減
コントロールプレーンおよびデータプレーンのアプリケーションを1システムに合体
- 2〜32コアを持つプロセッサをサポートするマルチコアアーキテクチャ
- コントロールプレーンおよびデータプレーンの複数アプリケーションを1システムに併合
- 統合型プラットフォームアプローチによる開発効率、ネットワーキングやシステムのテクノロジよりも差別化に貴重な開発サイクルを集中
ネットワーキング機器は、パケット処理が制限されると、最悪のボトルネックになるだけでなく、システムの穴となります。マルチコアプロセッサは、Ethernetに出入りするパケット転送の効率を大幅に改善してきましたが、スループットを妨げるような難所が続くような場合はその初めでしか成果が得られません。システムバッファにフレームが入ると、適切な処理コアに送り、複数のプロトコルレイヤを通過し、OSおよびカーネル/ユーザのスペースの問題をネゴシエーションし、時には、待機中のアプリケーションに渡す必要があります。このような処理が一部でも満たされないと、システムのスループットに響きます。高性能ネットワーキングに対応する統合型プラットフォームの作成によって、Wind River Network Acceleration Platformではソフトウェアを通じてシステムのボトルネックを排除します。
Ethernetフレームをマルチコアチップへ
- バッファ管理
- キュー管理
- 効率のよいEthernetドライバ
コア/OS間のデータ転送
- コントロールプレーン/データプレーン
- メモリ管理
- メッセージングシステム
ユーザスペース/カーネルスペース
- コンテキストスイッチング
- カーネルオーバーヘッド
- キャッシュラインスラッシュ
上位レイヤプロトコル処理
- 動的IPアドレッシング
- IPsec/IKE
- レイヤ4以上のパケット処理
- スタックコンポーネントの単一/複数インスタンス
アプリケーション実行
- 単一/複数インスタンス
- ユーザスペース/カーネルスペース
- マルチコア対応
Wind River Network Acceleration Platformは、FreescaleおよびIntelの最新マルチコアプロセッサをサポートします。このプラットフォームは、高性能のキューイングとバッファリング、パケット・マッチング、暗号処理エンジンなど、利用可能な主要ハードウェア機能の利点を余すことなく活用するプロセッサ向けに最適化されています。
また、Advantech、Emerson Network Power、Kontronなどが提供している先進の汎用ハードウェアシステムの組込開発キットとも統合されています。お客様は、これらのキットの利用により、次のことが可能となります。
- 数週間といわず、数分での開発開始
- 新しいテクノロジのシームレスな実装
- 革新的製品の作成と差別化への集中
対応する開発キットの詳細については、こちらをご参照ください。



