Wind River Device Management

 

商用グレードのマネジメント・スィート、Wind River Device Managementは、稼動中の製品に対する遠隔モニタ、遠隔診断、遠隔管理、不具合発生時の迅速な問題解決、遠隔アプリケーションコードのアップデー トなどを実現します。これにより、製品の品質向上や保守サービスコストの低減、顧客満足の向上を促進します。ウインドリバーは、このマネジメント・スィー ト製品ラインを提供することにより「Develop→Run→Manage」といった製品開発段階から製品市場投入後の製品ライフサイクル全体における真 のEnd-to-EndのDSO(Device Software Optimization)を提供いたします。

Wind River Device Management は、以下の2つの製品から構成されます。

動的ラボ診断ツール、Wind River Lab Diagnostics

動的ラボ診断ツール、Wind River Lab Diagnosticsは、稼動中のデバイスソフトウェアの障害や問題をモニター、問題抽出、診断、根本原因を製品出荷前に発見し修正するためのツール群 です。異なる場所に分散する開発やQA部門でテスト環境を共有しながら、不具合情報や性能データの遠隔収集および共有管理、障害発生時の迅速な問題解決を 可能にします。Lab Diagnosticsは、Wind River WorkbenchのGUIから操作するので、開発エンジニアとテストエンジニアが共通の方法で同じ情報を扱うことができます。また、Lab Diagnosticsでは、デバイスの診断情報を収集、アーカイブ保管するので、関連部門のエンジニアが容易にデバイス情報を共有することができます。 また蓄積された情報は、知的資産として、将来にわたっての製品開発における品質向上にも役立ちます。

Lab Diagnosticsは、メーカが今日直面している多くの課題を解決します。

  • 開発プロセスの広範囲にわたって活用可能 – QAテストや出荷テスト、システムテスト、運用試験など
  • 複数部門間や遠隔地でも共有活用が可能
  • 蓄積された知識の再利用、活用が可能
  • 新製品への過去の知識を活用し開発を加速化
  • 開発の効率化
  • 出荷前により効果的に効率よく製品の品質を向上させることにより、市場での不具合リスクの低減

Lab Diagnosticは、(1) 動的診断ツール、Workbench Diagnostics (2) デバイス・マネジメント・サーバ (3) サイトマネージャから構成されます。

(1) Workbench Diagnostics

動的診断ツール、Workbench Diagnosticsは、デバイスソフトウエアの障害や問題をモニター、診断、根本原因を分析するためのWind River Workbench向けプラグインツールです。デバイスを診断するための診断プログラム、センサーポイントを開発するためのツール、デバイス・マネジメン ト・サーバに収集蓄積されたセンサーポイントログ情報の分析ツールである、センサーポイント・ログビューアやシステムビューアなどが用意されています。ま た、CPU例外発生時に生成されるカーネルイメージのスナップショット、コアファイルを分析するツールも用意されています。

(2) デバイス・マネジメント・サーバ

デバイス・マネジメント・サーバは、各サイトマネージャから転送されてきたデータを収集、蓄積するエンタープライズクラスのアプリケーションソフト です。センサーポイントビューは、エンジニアがテストケースに即したセンサポイントのグルーピング、関連付けを容易に行うことができます。また、サイト ビューは、センサーポイントを追加/削除するためのインターフェースとなり、デバイスビューやログビューは、テスト結果や複数のデバイスから収集された診 断情報や不具合情報を管理することができます。開発エンジニア、サポートエンジニア、フィールドエンジニアが、このデバイス・マネジメント・サーバに収集 された同一データをもとに問題分析、対応を図るため、迅速な問題解決を行うことが可能となります。

(3) サイトマネージャ

サイトマネージャは、サイトマネージャに接続されたデバイスのデータを収集し自動的にアーカイブするためのアプリケーションソフトウエアです。収集 されたデータをデバイス・マネジメント・サーバへ転送するためのユーザインタフェースも提供します。また、サイトマネージャは、エンジニアが各デバイスに リモートアクセスし、デバイスの稼動状況をレビューしたり、必要に応じてセンサーポイント(診断プログラム)をデバイスへ挿入するなど遠隔診断を可能とす る機能も提供します。

動的フィールド診断ツール、Wind River Field Diagnostics

動的フィールド診断ツール、Wind River Field Diagnosticsは、メーカーが、市場出荷後の製品に対して遠隔モニタ、遠隔診断を通じて、発生した問題を迅速に解決することを可能とするツールで す。主な機能として、不具合情報の遠隔収集および管理、不具合発生情報の即時収集、関連部門間もしくは顧客との不具合情報の共有、ソフトウエアのリモート アップデートなどがあります。Field Diagnosticsは、診断情報や不具合情報、またモニタリングした各種データをセキュアに共有化、管理する機能も兼ね備えています。動的診断ツー ル、Workbench Diagnostics と併用することにより、新たなセンサーポイントを作成して稼動しているデバイスに挿入し、より迅速な問題解決を遠隔で行うことが可能となります。

  • Field Diagnostics のベネフィット
  • 平均修理時間の短縮による顧客満足度の向上
  • 経験知の相互共有による保守サービス対応能力の向上
  • 製品品質の維持や問題解決に費やす総コストおよび修復時間の低減
  • 問題に対して、事後対処ではない予防的に対応するサポート提案

Field Diagnosticは、(1) 動的診断ツール、Workbench Diagnostics (2) デバイス・マネジメント・サーバ (3) サイトマネージャから構成されます。

(1) Workbench Diagnostics

動的診断ツール、Workbench Diagnosticsは、デバイスソフトウエアの障害や問題をモニター、診断、根本原因を分析するためのWind River Workbench向けプラグインツールです。デバイスを診断するための診断プログラム、センサーポイントを開発するためのツール、デバイス・マネジメン ト・サーバに収集蓄積されたセンサーポイントログ情報の分析ツールである、センサーポイント・ログビューアやシステムビューアなどが用意されています。ま た、CPU例外発生時に生成されるカーネルイメージのスナップショット、コアファイルを分析するツールも用意されています。

(2) デバイス・マネジメント・サーバ

デバイス・マネジメント・サーバーは、メーカ側に設置され、各顧客のサイトマネージャから転送されてきたデバイス情報を収集、蓄積するエンタープラ イズクラスのアプリケーションソフトです。開発エンジニア、サポートエンジニア、フィールドエンジニアが、このデバイス・マネジメント・サーバーに収集さ れた同一データをもとに問題を分析し対応するため、迅速な問題解決が可能となります。

(3) サイトマネージャ

サイトマネージャは、製品が設置されているお客様のところに設置され、サイトマネージャに接続されたサイト内のデバイスのデータ(コアファイル、セ ンサーポイントログ、例外ログ、ユーザ定義の追加ログなど)を収集し自動的にアーカイブ、記録保管するためのアプリケーションソフトウエアです。収集され たデータをデバイス・マネジメント・サーバーへ転送するためのユーザインタフェースも提供します。また、より視覚的に複数の製品をモニタ、管理することも できます。更に、サイトマネージャに保管されている情報は、顧客側に制御する権限があり、メーカ側への情報送信をインターネット、VPNもしくは物理的手 段での受け渡しなどを選択して実行することができます。