ウインドリバー パートナースポットライト

 

株式会社アドバネット

お客様に自信を持ってお奨めできるOSとして、BSPやドライバーなどVxWorksを徹底的にサポート

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アドバネットは、主に産業系の組込みボードを開発・製造・提供してきたボードメーカーである。設計・開発から製造、品質保証まですべて自社で行っており、納入先から高い信頼を得ている。ウインドリバーのアライアンス パートナープログラム(以下、パートナープログラム)へは日本でプログラムの活動が始まった当初から参加しており、アドバネットとウインドリバーとのパートナーシップは、お客様を支えるベースになっているという。

- Partner Profile -
難波 秀文 氏 高木 康夫 氏
難波 秀文(なんば ひでふみ)氏
株式会社アドバネット
執行役員
R&Dセンター
新商品開発統括マネージャ
高木 康夫(たかぎ やすお)氏
株式会社アドバネット
営業本部
営業開発室
株式会社アドバネット
〒700-0951 岡山市田中616-4
URL:http://www.advanet.co.jp/
アドバネットはVME、CompactPCIなどの標準バス製品やその他OEM製品の設計・開発から製造・品質保証を一貫して提供するEdMS企業を標榜しております。また、アドバネットはウインドリバーのVxWorks BSPやデバイスドライバなどの開発・サポートも行っています。

 

設計・開発から製造、品質保証まですべて社内で実施

組込みシステムを開発する上で、ボードの選択は極めて重要な意味を持つ。たとえば、産業系のシステムではVMEバスやCompactPCIバスなど標準バスボードを採用し、その上でシステムを構築することが多い。しかし、多様なシステムの要求仕様に合致させながら、コストや品質などの視点から多角的にボードを評価した場合、カスタム品(特注品)を選択することも多いのではないだろうか。

アドバネットは、主に産業系に向けた組込みボードを開発・提供しているボードメーカーである。「EdMS」カンパニーと称し、カスタムボード開発には絶対の自信を持つ。

「EdMSの『d』は、開発(Development)や設計(Design)の機能を備えることで、単なるEMS(Electronics Manufacturing Service:電子機器の受託生産)企業とは一線を画しているという意味で付けたものです」(難波氏)。しかも、設計・開発から製造、品質保証までのすべてを社内で行っていることが、アドバネットの最大の強みであるという。

「納入した製品に万一不具合があったとしても、設計・開発から品質管理まで社内で行っていることで、さまざまな視点でトレースすることができます。設計・開発はおろか、ファブレスの会社も増えていますが、そういったところでは不具合の切り分けもままなりません」(高木氏)。

アドバネットの顧客は、半導体製造装置や医療システム、交通システム、放送設備など、いわゆる産業系が中心となる。コンシューマ製品とは異なり、一度導入したシステムは10年以上使われることも多く、非常に高い信頼性が求められるなか、垂直統合でのビジネスを行ってきたとのこと。

「EMS企業は、一時期の大量製造には対応できます。しかし、部品は時間とともに供給が停止したり仕様が変わってしまったりするため、以前と同じものを作り続けることは難しくなります。当社のような垂直統合のビジネスを展開することで、部品が変わりながらも同じ仕様のものを提供し続けられるのです」(難波氏)。

なお、アドバネットはフルカスタムボードばかりでなく、最新チップやチップセットを搭載したVMEバスやCompact PCIバスの標準バスボードも開発・提供(図1)。また、標準品をベースとしたカスタマイズにも応えている。


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図1:VMEバスボードの「Advme7511」

「フルカスタム品と標準品の売上げ比率は、7対3くらいでフルカスタム品が多くを占めています。しかも、回路図まで描かれるお客様では当社の出番はなく、形のないものを形にする、すなわちお客様のアイディアを製品化しています」(高木氏)という。

 

ウインドリバーのパートナーとなっているメリットは非常に大きい

アドバネットは、ウインドリバーのパートナープログラムに参加している。

「ウインドリバーのパートナーとなっているメリットは非常に大きいですね。お客様はアプリケーションソフトを作成しています。ハードウェアとソフトウェアをきちんと切り分けてサポートしていくうえでも、パートナー関係は重要となります。不具合が起きたときでも、調べて場合によってはウインドリバーに質問することによって解決することも多い」(難波氏)という。

「CPUボードの提供を開始した当初は、OSへの対応までは行っていませんでした。それでは、お客様がソフトウェアを開発するのが大変になってしまうことなどから、OSをサポートすることにしました。そうした中、リアルタイム性、信頼性、実績をベースに選択したのがVxWorksでした」(難波氏)。

現在、アドバネットでは、自社開発のブートローダ、オンボードデバッガ、さらにBSP(Board Support Package)までサポートしている。「そこまでサポートすることで、お客様にはアプリケーション開発に専念していただけます」(高木氏)という。

アドバネットは、ボードメーカーながらVxWorksに対応したBPSまで用意している。(図2)これは、アドバネットの技術力の高さもさることながら、VxWorksへの期待の高さを伺わせるものだろう。


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図2:VxWorksに対応したBSPまで自社で用意することで、
アドバネットのボード上での早期アプリケーション開発を実現

「OSがツールそのものだから、BPSがしっかりしてOSが動いていればツールは不要です。お客様は、アプリケーション開発をすぐに進められよう、TornadoやWind River Workbenchの開発環境下でプログラミングをし、VxWorksが稼働しているボードにBSPをダウンロード、OSがすぐに動作するような環境を整えられるようサポートできればよい」(高木氏)。

「できるだけウインドリバーの製品を使っていただけるようにしています。低価格のリアルタイムOSもありますが、本当に使えるものなのか。とにかく、コンソールはおろか、ファイルシステムもネットワークプロトコルもありません。そういったOSはお奨めしたくはありません。信頼性が高く、要求仕様も満足したきっちりしたシステムを早く開発できることが大切だからこそ、VxWorksをお奨めしています」(難波氏)とのことだ。

さらに、VxWorksは成熟しており、バージョンがアップグレードしてもAPIなどが変わらないところがよいとの評価。「OSはプラットフォームなのだから、何もかもころころと変わってはやっていられません。その一方で、VxWorksは、ネットワークプロトコルなど最新の規格はタイムリーにサポートするなど、要となる部分はおさえられています。だからこそお客様に奨められるのです」(難波氏)。

 

サポートのよさから、LinuxについてもWind River Linuxを正式に対応

さらに、ウインドリバーのサポート体制にも満足しており、「サポートのレスポンスは極めてよく、非常に信頼しています」(難波氏)とのことだ。

ウインドリバーの全般的なサポートのよさから、LinuxについてもWind River Linuxを正式に対応していくという。「他社のLinuxも試したことがありますが、サポートが全くなっていませんでした。いままでのウインドリバーのパートナープログラムでWind River Linuxをサポートしてもらえれば、アドバネットも、さらに我々のお客様も嬉しいはずですね」(高木氏)。

なお、アドバネットは、2007年11月にイタリアに本社を置くユーロテックグループの資本が入り、その一員になった。

「このM&Aは、アジアに拠点を求めているユーロテックと、欧米での販売を強化したいアドバネットのお互いの発展のためのものであり、大きなチャンスだと思っています。いままでの日本のお客様に対するビジネス スタンスを変えることはなく、さらにユーロテックグループの一員になったことで得られる技術や製品なども、あわせて提供していきます」(難波氏)という。

アドバネットとウインドリバーとのパートナー関係を三角形の底辺として、頂点にいるお客様をお互いに支えていく。お客様を支える土台を強固にするためにも、今後もウインドリバーとのパートナーシップをより親密にしていくとのことだった。

ウインドリバーパートナー製品紹介ページ
http://www.windriver.com/japan/alliances/directory/list/advanet.html

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